一人親方が仕事で成功するために仕事のもらい方ついて解説していきます。会社員時代と違い、仕事は自動的に準備されていません。そして仕事がなければ生活が成り立ちません。つまり一人親方にとって仕事がもらえるかどうかは死活問題です。仕事をもらう信用は一朝一夕では身につきませんし、仕事をもらえるような人脈を広げる必要もあるでしょう。その具体的な方法について書いていきます。
1.営業する
仕事をもらう基本は営業です。これがないと始まりません。独立したての頃は、所属していた会社から仕事をもらってやっていけるでしょう。しかしいつ会社がなくなるかわからないし、そもそも人間関係がこじれてしまったら仕事がなくなる可能性すらあります。
そもそも一社からの仕事だけでやっていく個人事業主はパワハラを受けることを許容しているようなものです。仕事をもらえる関係が続いていたとしても、足元をみて単価を下げられたり、そもそも十分な単価が支払われていない可能性すら出てくる。
ですから仕事の新規開拓が必要です。具体的には名刺を持って、仕事をくれる人に挨拶にいくこと。異業種交流会なんかが手っ取り早いですが、異業種交流会では実はそんなに人脈は広がりそうにありません。
接待ゴルフなんかがいいでしょう。一人親方としてゴルフを嗜むのは仕事と言ってもいいかもしれません。男同士って仲がいい人と一緒に仕事したがりますよね。ゴルフが好きな人は仕事中だってゴルフの話をしたいし、その話の共感して欲しいんです。だから自分の共通の話題を共感できる人を集めます。職権濫用なのかもしれないですが、人間なので普通に起きていること。
例えば
同じ職種の職人のAさんとBさんがいる。そして発注者Cさんはゴルフをしていて、たまにAさんとはゴルフに行くが、Bさんはゴルフを一切しない。AさんとBさんの腕も単価も同レベル。 だとすればCさんは間違いなく、Aさんを選ぶ。たまた接待で行ったゴルフ場で、Cさんと出会い名刺を交換したからこそ始まった関係の可能性もあるわけです。仕事で新しい流れの人材を手に入れるためには、いろんな場所に営業に行く必要があります。 |
2.インターネットで検索をして応募する
2つめの仕事をもらう方法は、インターネットの検索。職種や業種でインターネット検索をしてみましょう。近くの業者が見つからなければ、地域名(市町村や都道府県など)も入れて検索してみてください。元請業者がいくつか発見できると思います。
出てきた元請け業者のホームページを見てみましょう。大抵の場合は職人の募集ページが存在するはずですから、そこから応募すれば仕事をもらえる関係を作っていけます。さらに職人募集ページがなくてもまだ方法はあります。
それは飛び込み営業。名刺を持って、挨拶周りをするのです。苦手な人もいらっしゃると思いますが、一度会って顔合わせしておくだけでも営業の効果は大きい。異業種交流会に行くより、1対1で話せる飛び込み営業の方が100倍効果があります。
そして何度か訪問するといいでしょう。人間には単純接触効果と呼ぶ心理があって、なにもしなくても何度も会うだけでなんとなく親近感が湧いて心を開いてしまうものなのです。通勤などで毎日会う人のことが気になったりした経験はないでしょうか?あれが飛び込み営業でも起きるということです。
この方法にはもう1つ利点があって、検索で上位なので工事の依頼が殺到していることです。インターネットからの仕事の依頼はたくさんあるので、そこで職人として仕事をもらえれば、当分仕事に困らなくなるでしょう。仕事が集まっているところに営業をする。
3.マッチングサービスを使う
3つ目に紹介するのが、建設業界専門のマッチングサービスです。マッチングサービスとは施主と職人をつなぐためのインターネット上のサービスで、登録をすれば施主から直接仕事を受けることが可能。元請けになれるってことですね。その分責任も多いですし、スケジュールの管理や施主との折衝も行う必要がありますが、利益率が高いのと、評判をサイトで蓄積できるのがメリットです。
人気のマッチングサイトをご紹介
4.建設業キャリアアップシステムを利用する
次に紹介するのが、キャリアアップシステムです。建築キャリアアップシステムとは国の提供するサービスで、建設業のキャリアを一人一人データ管理するシステムのこと。職種や資格はもちろんのこと、これまでどんな現場でどんな仕事を請けてきたかなどもデータ化されて保存されます。
要するにあなたのことを知らなくても、あなたがどんな仕事ができて、どこまでの経験があるか明確にわかってしまうということ。そこでしっかりと経験を蓄積していけば、自動的にあなたの信用が溜まっていき仕事をもらえるようになっていきます。ぜひ早く登録しておいてください。
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まとめ
仕事をもらうためには信用を貯めておくことが大切です。仕事をもらうには知ってもらうこと、そして信用をもらうことで解決できます。顔を広めるためには、営業や接待ゴルフなども必要ですし、信用を得るには一朝一夕でできることではなくて、毎日の仕事で積み重ねていくしかありません。少しずつ広げていくのが正攻法です。
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一人親方労災保険連合会 代表理事
~一人親方労災保険コンサルタント~
2012年から特別加入団体の運営に携わり、3団体の代表者として2024年3月まで従事、その後2024年4月より更なる会員サービスの向上と規模拡大のため独立し一人親方労災保険連合会を立ち上げ現在に至る。
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